TimePieceLovers -暮らしを豊かにする腕時計のススメ-

このブログでは、腕時計好きの管理人エイチが、自ら辿ってきた腕時計にまつわる暮らしを紹介します。腕時計に関する記事のほか、こだわりを持った製品など様々な角度から暮らしが豊かになるような情報をお届けします。

【撮影環境編】iPhoneで腕時計を綺麗に撮ってみよう

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 皆さん、こんにちは。

 TPL管理人のエイチです。

 

 昨日は、腕時計をiPhoneで綺麗に撮るためのマクロレンズを紹介しました。

 それだけでもだいぶ綺麗に撮れるようになってのですが、もう一歩踏み込んで撮影方法を研究してみました。

 前回の記事を読んでいない方は、まずはそちらをご覧いただければと思います。

 

timepiecelovers.hatenablog.com

 

  さて、今回はなにをしたかと言いますと、

 

 “撮影する環境を整えてみました!”

 

 レンズはバッチリ整えてみましたが、なんか背景にばらつきがあったり、うまく光が当たらなかったり、あんまりかっこいい写真じゃないので、色々改善策を探していました。

 

 例の如くあまりコストは掛けない方法を探してたのですが、見つかりました!

 ダイソーに売っている商品だけでブツ撮り用の環境を作るというものです。卓上の撮影スタジオを作成するイメージですね。

 これがあることで、背景や光の当たり方などを若干本格的にすることができると思います。

 

 ちなみに完全にネットの情報を再現させてもらっています。m(_ _)m

   では、早速紹介して行きたいと思います。

 

 

1.必要な材料

 ダイソーで購入する商品は、こちらです。

 

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 ・フリーマルチパネル 5枚

 ・連結ジョイント 8個(2袋)

 ・LEDランタン 3個

 ・白の模造紙

 ※その他、電池やテープなども買いました。

 

 これだけあれば大丈夫です。電池を買うかどうかでも変わりますが、大体1,500円ぐらいで揃うかと思います。

 

2.組み立てる

 買い物が終わってしまえば、ほとんど終わったようなものです。

 まずは、ジョイントを使ってパネルを連結します。

 

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 次にパネルの幅に合わせてカットしておいた模造紙を奥側から手前に垂れ下がるように貼り付けます。写真のように一度天面のパネルを外してから貼り付けると作業がしやすいです。 パネルからはみ出る模造紙は、切っても切らなくてもどっちでも大丈夫かと思います。

 

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 最後にLEDランタンを設置します。これについては、特に定位置はなく、撮影する状況に合わせて設置してもらえればと思いますが、基本的には上から光を当てるものが一つ、平面に設置するものが2つで考えています。

 私は下の写真のように設置してみました。

 

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 ライトの位置について、理論的なことはよくわかりませんが、携帯の画面を見ながら色々調節してみるしかないと思っています。

 

3.撮影してみた

 で、このスタジオを組んだ上で撮影してみた写真がこちらです!

 

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 昨日に引き続き、おぉ〜って感じですよね。(語彙力行方不明)

 

 なんかネットショップの時計画像みたいですね笑

 お洒落さというよりは、立体感があり、より詳細まで時計を見ることができる感じですね。

 

 最初は白の模造紙をセットしていますが、背景については色紙を買ってくれば自由に変えることができます。背景色を変えるだけでもだいぶ印象が変わりますよね。

 例えばこんな感じです。

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 更にはこのセット+昨日紹介したマクロレンズを使ってみたらこんな写真が撮れました。

 

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 ワントーン上がった感じで撮影でき、文字盤の仕上げなどがよりはっきりとします。

(写真を見てお分かりかと思いますが、埃が目立つので気をつけてください笑)

 

 ちなみに撮影風景はこんな感じです。

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 ・・・試行錯誤感伝わりますかね?笑

 

 

 とまぁこんな感じであーでもないこーでもないと撮影してますが、非常に楽しいです。ただ身につけているだけでは気づかないような魅力にも気づくことができて、より時計に対する愛着が湧く気がします。

 

 皆さんも是非、可愛い我が子をベストな状態で記録できるよう、色々試してみてはいかがでしょうか。

 

 それでは、豊かな腕時計ライフを!

 

エイチ

【レンズ編】iPhoneで腕時計を綺麗に撮ってみよう

 

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 皆さん、こんにちは。

 TPL管理人のエイチです。

 

 腕時計ブログやTwitterなどを始めてみてからの最大の悩みがあります。

 それが、“写真を上手く撮れないこと”です!

 (本当は時計が欲しくなってしまうことですが。。。。)

 

 最初は、iPhoneだからそれなりの写真撮れちゃうでしょ( ͡° ͜ʖ ͡°)。なんて思っていましたが、いざ撮ってみると全然上手く行きません。

 外でリストショットみたいなものを撮る時はかなりいい感じなんですが、文字盤のアップなど腕時計そのものをカッチョよく撮りたい時が大変でした。

 

 接写しようとすると全然ピントが合いません。。。

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 こんな感じで。。。レンズも写っちゃってもう大変です。

 

 いくらいい写真が撮りたいからって一眼レフにいいマクロレンズに、、、

 なんてコストをかけるほど、そもそも写真に対する情熱がないので、なるべく安く綺麗に撮りたいと考えていたわけです。

 となれば、今手元にあるiPhoneでなんとか上手くマクロ撮影をする方法を探そうということに。

 

 で!悩んでいても始まらないということで、Amazonで色々検索して、なんとなく良さそうなレンズをいくつか買ってみましたので、ご紹介してみたいと思います。

 

 

 

 

1.買ってみたその①

 私がまず購入してみたのが、こちらです。

 

 

 

 

 

 値段は、3,299円でした。

 他にも山ほど商品はありましたが、最初なので安すぎず高すぎずでなんとなく購入しました。

 

 中身はこんな感じになっています。

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 スタンドとレンズが4つです。他にはレンズクリーナーや持ち運び用の袋などが入っています。

 レンズは、望遠レンズ・広角レンズ・魚眼レンズ・マクロレンズの4つになっています。

 

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 取り付け方法もずごく簡単で、カメラレンズ(iPhone11 Proの場合は一番上のカメラ)にピッタリ合うようにクリップ型のアタッチメントを取り付けて、そのねじ穴に使いたいレンズを装着します。

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 今回のメインはマクロレンズですので、他のレンズ紹介はサラッと行きますね。

 

 

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 これが望遠です。。。笑

 2mぐらい離れた場所から撮ってみましたが、今回は全く不要のレンズです。

 もしこのレンズが必要になるとすれば、街中で見かけたかっこいい時計をしている人の腕をこっそり撮る時などでしょうか。。。。

 

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 そしてこれが魚眼。。。笑

 時計を魚眼レンズで撮るシチュエーションが全く思いつきません。ロックバンドのアーティスト写真風に撮る時などに役立つのではないでしょうか。。。

 

 で、広角レンズですが、あまり上手く撮れなかったので画像はありませんが、これに追tはiPhone11に搭載されている広角カメラの方が優秀なので、あえてレンズをつける事は無さそうです。

 

 ・25倍のマクロレンズで撮った写真

 ということで、ここまでは比較的どうでもいいレビューでして。肝心のマクロレンズの紹介に行きたいと思います。

 では、25倍マクロレンズで撮ってみた画像をいくつかご覧ください。

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 おぉ〜って感じですよね。

 想像していた以上にそれっぽい写真が撮れてしまいます。

 

 若干iPhoneで色味は調整していますが、基本的には先程のマクロレンズを付けて撮影しているだけです。焦点が合う距離がかなり近いので、時計の文字盤ギリギリまでレンズをつけて撮影したする感じになります。

 

 このレンズを手に入れてから、すごく楽しく時計を撮ることができるようになりました。

 ただ人間とはよく深いもので、このレンズにも若干の不満がありまして。

 それは、倍率が高すぎて、文字盤全体を撮ることが難しいことです。

 

 まぁ自分で25倍を選んで購入したので、このレンズのせいではないのですが、やはりマクロレンズですからそこまで汎用性はないということですね。

 

2.買ってみたその②

 

 ということで、もう少し倍率が低いやつを買ってみようということで次にこれを買いました。

 

 

 

 

 これは、2,680円です。マクロレンズだけでよかったのですが、なかなかマクロレンズ単品というものがなく、仕方なくこれを買いました。

 先程の商品と同じく広角カメラもついているのですが、先程同様こちらは不要なので、紹介は割愛しますね。

 

 このマクロレンズは、先程のものより少し倍率が低く、15倍のものです。

 装着方式も少し違っていて、より簡易的なクリップタイプとなりました。

 

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3.まさかの融合

 

 で、装着してみたのですが、レンズに対して若干クリップの部分の円周が大きいんですよね〜。最初に購入したものはiPhone専用だったのか、レンズに対してピッタリ収まっていました。なんかこれだと、位置がぴったり決まらなそうで嫌だなーと思いながら、ふと思ったのです。

 

 “最初に買ったレンズに付いたらいいのになぁー、でもメーカーも違うしなー”

 

  ダメ元で試してみるかと思い、やってみると。。。

 

 

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 なんと、付いてしまいまいした!笑

 こういうのって標準の形があるんですかね?

 

 ということで、なにはともあれこの15倍マクロレンズも交換用のレンズとして使えるようになりました。

 で、この15倍というのが非常に優れた倍率でして、写真を撮る時は文字盤から3〜4㎝程度離して撮るようなイメージで、そのまま撮るとこんな感じになります。

 

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 25倍に比べてだいぶ引きで撮れますよね。で、正直このぐらいならiPhoneでも撮れそうな写真なのですが、このレンズ+iPhoneのズーム機能を使うことでもう少し寄った写真が撮れるようになります。

 

iPhoneの機能と合わせ技

 

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 こんな感じでズームして行くことで、ピントが合ったままズームしていくことができます。iPhone11Proでは、2倍にするとしようカメラが切り替わってしまうらしく上手く行きませんでした。上記のように1.9倍までを限度にすると良いです。
 

   この機能を駆使するとこんな感じに写真が撮れます。

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 どうですか?しっかりピントが合いながら、文字盤全体を綺麗に撮ることができました。25倍のレンズと使い分ければ、かなり色々な表情を撮れそうですよね。

 

 と、今の私の実力ではこのぐらいの写真が限界ですが、これから腕を磨いていこうと思います。

 腕時計がうまく撮れなくて悩んでいる人がいたら、このレビューを参考にしてもらえたら嬉しいです。実はこの後更なるレベルアップを目指して色々試してみたのですが、そのことについてはまた改めて紹介したいと思います。

 

今日はこの辺で。

それでは、豊かな腕時計ライフを!

 

エイチ
 

 

 

 

 

【フルコースを求めて】トリコと腕時計

 

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 皆さん、こんにちは。

 TPL管理人のエイチです。

 タイトルの作り方のなど、いきなり変えてみました。試行錯誤中です。

 

  最近Twitterなどで、腕時計付きの皆様の投稿を拝見させていただくと、「あがり時計」という文言をよく見かけますね。

 あがり時計とは、その時計を手に入れたら、もう新たに時計は購入しないという、いわゆる人生におけるゴールのようなものですよね。

 

 断言しましょう!そんな時計は存在しません!

 人間の欲望に終わりはありません。笑

 あがり時計を手にした暁には、きっと新たな時計がみつかることでしょう。。。

 

 で何が言いたいかというと、そんな投稿を見ながら、もし自分があがり時計を考えるとしたら、なんだろーと思ったわけです!

 で、更にあがり時計って絶対一本じゃないですよね?つけるシーンやサイズ、素材などによって絶対複数欲しいものがあると思います。

 

 そこで私は思った訳です。

 

 これは、トリコのフルコースと一緒だ!と。

 

 皆さん、トリコはご存知ですか?ジャンプで連載されていた大人気漫画です。

 まぁ簡単にストーリーを解説すると、美味しい食材を求めて美食家と呼ばれる主人公たちがバトルを繰り広げるファンタジー漫画です。

 その中で、主人公達の主な旅の目的が、自分の最高のフルコースを探すことにあります。自分自身の理想となる食材を手に入れるべく、戦いを繰り広げるのです。

 漫画もとても面白いので、読んだことない方は是非読んでみてください。笑 

 

 で、その肝心のフルコースの項目が以下の通りです。

 

  オードブル

  スープ

  魚料理

  肉料理

  メイン

  サラダ

  デザート

  ドリンク

 

 これに自分の欲しい腕時計が結構当てはまるのではないかと思ったのです。時計のコレクションは立ち位置が被らないようには意識しているので。

 

 なんとなくですが、それぞれの項目に対する時計のイメージってこんな感じじゃないですかね?

 

  オードブル:どんなシーンにも対応する万能選手

  スープ:上品だけど主張が控えめな時計

  魚料理:あっさりラグジュアリー時計

  肉料理:がっつりアクティブ時計

  メイン:大お気に入り、ザ上がり時計

  サラダ:素材を生かしたシンプル時計

  デザート:ちょっとキャラ濃い目時計

  ドリンク:ダイバーズ系

 

まぁまぁ無理やりなのは許してください笑

 

 私が考えに考え抜いたフルコースがこちらです!

 

 

 

  オードブル:ロレックス オイスターパーペチュアル

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  スープ:H・モーザー エンデバー スモールセコンド

 

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http://h-moser.jp/
  魚料理:カルティエ タンク ルイ・カルティエ

 

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https://www.cartier.jp/
  肉料理:ショパール アルパインイーグル

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https://www.chopard.jp/
  メイン:ランゲアンドゾーネ ランゲ1

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https://www.alange-soehne.com/ja
  サラダ:ヴァシュロンコンスタンタン トラディショナル マニュアルワインディング

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https://www.vacheron-constantin.com/jp/home.html

 

  デザート:ブランパン ヴィルレ コンプリートカレンダー

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https://www.blancpain.com/ja


 

  ドリンク:ブレゲ マリーンII 5817

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https://www.eye-eye-isuzu.co.jp/brands/breguet/5817st125v8.html

 

 とこんな感じです。ちょっと欲張った感じもしますが、究極のフルコースですからね。これくらいでもいいと思います。あと、直感に近いので、選定理由などはあえて説明しません。許してください。

 

 いろんな使い分けがあるとはいえ、私エイチは基本シンプルめな時計を好むのでやっぱりその傾向は出ますよね。

 トリコの漫画においても、フルコースは人によって個性が出ています。時計についても、ある程度立ち位置は同じでも、その位置に置く時計はだいぶ変わるのではないでしょうか。

 

 そして私にとっては、少なくともこの時計たちを手にするまでは“上がれない”ということになりますね。笑 一体いつになるのか。。。

 是非色んな人のフルコースが見れればと思います。

 

 少し雑な記事でしたが、是非みなさんも自分なりのフルコースを考えてみてはいかがですか?

 

 それでは、豊かな腕時計ライフを!

 

エイチ

 

 

【時計雑談】次に購入する腕時計を考える その②

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 皆さん、こんにちは。

 TPL管理人のエイチです。

 

 昨日の記事で、私が次の時計として購入したいモデルをご紹介しました。そして、今日は、ドレスウォッチで決意が固まっていた私の身に起きた悲劇をご紹介します。

 前回の記事をご覧になっていない方は、まずは是非こちらからお読みください。

 

timepiecelovers.hatenablog.com

 

    それでは、私の身に起きた悲劇とはいったいなんでしょう。

 それは、、、

  

  “ラグスポに興味を持ってしまったこと”です!

  

 何ということでしょう。ドレスウォッチの5本から選ぶことも難儀なのに、この後に及んでまだ候補が増えてしまうのです。しかも、全くタイプの違う候補が、、、

 

 どうしたものでしょう。まぁ容易に想像できる未来としては、ドレスウォッチからラグスポのどちらかを買う⇨でも結局買わなかった方も気になり続ける⇨買う。

 ということです。つまり、気になってしまった時点で勝負は着いていると言っていいでしょう。そして、2本目を買う際にまた違うジャンルの時計が気になってしまったなんて日には、、、、恐ろしくて想像もできません。

 

 これがいわゆる高級時計の沼というやつです。

 一度足を踏み入れてしまうと抜け出すことはできません。まだ引き返せる場所にいるあなた、その一歩を踏み出すべきかよく考えましょう。

 もうすでにハマってしまっているあなた、一緒に落ちるところまで落ちてそこに新たな地底世界があることを期待しましょう。笑

 

 さて、話は脱線してしまいましたが、私が今気になっているラグスポウォッチを紹介します。

 そもそもラグスポとはなんぞや、という方もいらっしゃるかもしれないので簡単に説明すると、ラグスポとはラグジュアリースポーツの略で、読んで字の如く

 

 “スポーティだけどラグジュアリー”ってことです笑

 

 ラグジュアリーウォッチというのは、なんとも言い表しづらいのですが、私が購入を検討しているドレスウォッチもそのジャンルに含まれるのかもしれませんが、貴金属を使い、高級感がある時計と認識していれば間違いなくないかもしれませんね。

 そうしたラグジュアリーウォッチというものは、金やプラチナなどをケース素材に使った上品なものが主流だったのですが、1970年代にオーデマ ピゲのロイヤルオークやパテック フィリップのノーチラスなどが発売されたことで、当時は珍しかったステンレスを用いた耐久性や防水性に優れるラグジュアリーウォッチ、いわゆるラグスポ市場が生み出されることになりました。

 

 まとめると、ステンレスでスポーティで高級で上品な腕時計です!笑

 

 そして、今世界は空前のラグスポブームとなっており、各社がこぞってラグスポウォッチを発売している状況です。

 そこにまんまと引っ掛かったのが私という訳です。

 

 では、ようやく本題ですが、今私が気になっている時計を紹介いたします。

 

・ショパール アルパインイーグル 41 mm

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https://www.chopard.jp/

 今、巷で話題のアルパインイーグルです。私をラグスポの世界に引き込んだ張本人です。ラグかスポかで言えば、ラグよりな方が好きなので、この見た目はグッドです。

 鷲の目をイメージしたという、少しザラついた質感の文字盤がカッコいいですよね。ステンレスもただのステンレスではなく、ショパールが独自に開発したルーセントティールなる素材を使っていて、従来のステンレスよりも輝きが強いみたいですね。

 その素材のおかげ且つ、ジュエラーでもあるショパールということで、かなり上品でスッキリした見た目に仕上がってますよね。“ラグポイント”高めです。

 正直大本命です。

 

カルティエ サントスドゥカルティエ 自動巻

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https://www.cartier.jp/

 正直この時計の最初の印象は、なんかぼてっとしてるなーカルティエはもっとシュッとして方がいいよなーでした。

 ですが、よくSNSで見かけたり、店頭で見かけたりしていくうちに、徐々に魅力的に感じるようになってしまいました。何故なんでしょうか。徐々にクセになってくる時計です。

 このモデルは、自動巻のモデルですが、他にもサントスにはクオーツ、手巻きのモデルもあるので、予算や好みのサイズなどで選択肢が多くあります。また、このサントスドゥカルティエについては、ベルトが簡単に交換できる仕様になっていて、交換用の革ベルトが付属するのも嬉しいポイントですね。

 革ベルトにすれば“ラグめ”に、ステンレスベルトにすれば“スポめ”になるので、より汎用性がありますね。

 

ジラールペルゴ ロレアート 42mm

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https://www.girard-perregaux.com/ja

 どうもこのモデルは、限定モデルのようなので、そもそも入手可能性自体が低そうですが、かっこいいので候補に入れました。

 ロレアート自体は、これまでもあったモデルですが、この黒無地の文字盤が限定仕様のようです。通常のモデルは、細かいブツブツ(こんな表現ですみません笑)が付いているいわゆるクル•ド•パリ仕上げになっているのですが、正直あの大人気時計にそっくりで、ちょっと手が出しづらい印象がありました。。。

 でも、こちらの仕様についてはそう言った印象がなくなりましたね。全体的に丸みを帯びたようなケースも好印象です。

 

 どうでもいいですが、GIRARD-PERREGAUX(ジラールペルゴ)って最初から読めました?ジラールペルゴというブランドは知ってましたが、GIRARD-PERREGAUXと同じブランドだと気がつくまでには時間がかかりました。笑

 

・ランゲアンドゾーネ オデュッセウス ※予算超過※

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https://www.alange-soehne.com/ja

 予算オーバーなので、買うことはなさそうですが、さすがランゲアンドゾーネですよねぇ。。。カッコいいなー

 この時計も最初に見たときは、ランゲっぽくないのかな?と思ったのですが、調べてみれば見るほど魅力的に見えてくるモデルです。やっぱりランゲアンドゾーネなんです。

 試着したレビューなどをみると、ベルトの装着感も素晴らしいらしく、実機を目にしたらやばいかもしれませんね。バイブスが値段を上回ってしまうかもしれません。

 

 

 ということで、気になっている4本をご紹介しました。基本的にはどのモデルも、スポよりラグを重視して選んでいます。

 

 はぁこんな記事を書いてたら、ますます迷ってきました。皆さんなら、昨日今日で紹介した9本から何を選びますか?

 

 いつか購入記事を書きたいですが、まだまだ悩む日々は続きそうです・・・

 

 それでは、今日はこの辺で。

 豊かな腕時計ライフを!

 

エイチ

  

【時計雑談】次に購入する腕時計を考える その①

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 皆さん、こんにちは。

 TPL管理人のエイチです。

 

 ブログを始めて2週間が経ちますが、ついに“グーグル検索でのアクセス”がありましたー!

 いやーまだまだ数は少ないですが、インターネットをサーフィンされていた方にたどり着いていただくことができました。嬉しいです。

 見てくださる皆様に、有益な情報は提供できないかもしれませんが、少しでも楽しい気持ちになってもらえるように頑張って書いていきたいと思っています。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、そんな日に早速あれですが、今日は完全に日記です笑

 自分の頭の中を文章にして吐き出す、そんな時間になりますので、逆に是非見てください!笑

 

 時計ブログを始めた以降、いつも以上に時計のことを考えるようになりました。その結果何が起こったかというと、、、

 

 時計欲しいっっ!!!

 

 大変なことになりました。ブログのスタートにまさかこんな弊害があるとは、、、

 それからというもの、毎日毎日インターネットの波を彷徨っているわけです。

 色々情報が入りすぎた結果、すでに目移り状態なので、情報の整理も兼ねてこうしてブログにしてしまっているのです。

 そんな迷える20代後半の頭の中を少し覗いていきませんか?笑

 

 

・今ある時計の立ち位置を改めて整理する

 ということで、まずは欲しい時計を検討していくにあたり、現在手元にあるコレクションを整理してみたいと思います。お金が無尽蔵にあれば、気にしないところですが、貴重なリソースを使うわけですので、しっかりとポジショニングする必要があります。

 以前の記事でも紹介しましたが、私の現在のコレクションは次の通りです。よかったらその時の記事も読んでみてください。

 

【腕時計変遷その2】現在のコレクション紹介 主力編(ショートレビュー) - TimePieceLovers -暮らしを豊かにする腕時計のススメ-

【腕時計変遷その3】現在のコレクション紹介 番外編(ショートレビュー) - TimePieceLovers -暮らしを豊かにする腕時計のススメ-

 

 ○グランドセイコー SBGA125

 ○カルティエ タンクLC

 ○ロレックス オイスターパーペチュアル

 ○ノモス メトロ

 ○ユンハンス マックス・ビル

 

 他にもありますが、メインで使っているものを選びました。

 その上で、一応それぞれのポジションは次のように考えています。

 

 ○グランドセイコー SBGA125

   ⇨仕事用、堅い場でも使える、チタン、スプリングドライブ、日本の魂

 ○カルティエ タンクLC

 ⇨エース、大人、四角のドレスウォッチ、ピンクゴールド、茶色ベルトで使いたい

 ○ロレックス オイスターパーペチュアル

 ⇨キャプテン、どんなところにも連れて行ける、ステンレス、

 ○ノモス メトロ

 ⇨遊び心、ドイツ、ベルトを変えて楽しむ

 ○ユンハンス マックス・ビル

 ⇨おしゃれ、気軽に着けれる、プラスチック風防、最もカジュアル

 

 ・・・・ポジションというか、キーワードの羅列でしたね。笑

 

・次買う時計に必要な要素は何か

 

 といった感じに、キーワードを整理してみたので、購入する時計はこのキーワードと大きな被りがないものが欲しい訳です。あと、なるべく同じブランドを複数本ということは避けたいので、ブランド自体も絞られます。

 

 で、今私が考えているキーワードがこちらです。

 

『丸型のドレスウォッチ、ホワイトゴールド、黒のベルト』

 

 いや、カルティエと立ち位置被りすぎやろ。と思ったあなた!違うんです、むしろ被せにいっているのです。

 

 というのも、タンクLCを購入したことで、私は貴金属・ドレスウォッチの魅力にハマってしまったのです。。。ステンレスのスカッとした感じとは違う柔らかい雰囲気と、それを優しく見守る主張の少ないデザインに心を掴まれました。

 それなのに、腕に乗っていると存在感もしっかりあります。そして、自分自身がその時計を使いこなせるような人間になろうとすることで、内面にも働きかけてくれている気がします。できることなら毎日着けていたいなーと思えるほどです。

 

 でも、一つ問題があります。仕事はスーツ(今はクールビズですが)を着る職業なので、当然毎日革靴を履いています。

 そう、お察しの良い方ならもう気づいたかもしれません。革靴は4足(黒2足、茶2足)をローテーションしているのですが、革物の色は統一するっている基本ルールありますよね。

 そのルールに則ると、黒と茶の革が交互になる訳です。そうするとカルティエちゃんを毎日着けるということが叶いません。かと言って、毎日ベルトを変えることも現実的じゃないですしね。

 

 ということで、カルティエと対になる時計が欲しいと思い、上記の条件になった訳です。(今は夏用の黒ベルトですが、基本は茶色ベルトで使おうと思ってます。)

 

・条件に合う時計とは

 『丸型のドレスウォッチ、ホワイトゴールド、黒のベルト』

 この条件を見た時点で、時計好きの皆様はある程度予想がついてるかもしれませんね。

 

候補①:ヴァシュロン・コンスタンタン トラディショナル

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https://www.vacheron-constantin.com/jp/home.html

 いきなり雲上ブランドですね。でも、貴金属・ドレスウォッチときたら、やっぱりこうなりますよね。

 デザイン面では、直線的でエッジが効いてる感じがかっこいいです。上品ながら、男性的な力強さも感じます。ヴァシュロンのアイコンであるマルタ十字も格好いいですよね。画像は貼ってないですが、ベルトの尾錠がマルタ十字になっているのもグッドです。

 スモールセコンドはない方がよりドレッシーかと思いますが、あまり空間に余白がありすぎるデザインが好きではないので、スモセコがあった方がバランスが取れていて私は好きです。

 なぜパテックフィリップのカラトラバではなくて、このモデルなのか。それは、ヴァシュロンの方が玄人っぽいからです。💡

 どちらかといえば、パテックフィリップの方が王者感がありますが、天邪鬼な私はヴァシュロンに惹かれます笑

候補②:ランゲアンドゾーネ サクソニア

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https://www.alange-soehne.com/ja/home

 続いても雲上ブランドからです。こちらも、先ほどのヴァシュロンと同様にバーインデックス、スモセコと言った構成ですが、ヴァシュロンとは対照的な角が取れた丸みのあるデザインです。ホワイトゴールドの柔らかい輝きとよくマッチしています。

 ランゲアンドゾーネについては、デザインはもちろんなのですが、そのブランド姿勢にも深く共感できます。全てのモデルで、一度時計を組み上げてから、もう一度分解して仕上げを加えた上で完成させる“2度組み”を実施していることや、細部に至るまでの仕上げの妥協のなさなど、さすがものづくり大国ドイツのブランドといった感じです。

 高い買い物かつ長く付き合っていく時計を選ぶ上では、こういった信頼感も重要ではないでしょうか。

 

候補③:ブレゲ クラシック 5140

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https://www.breguet.com/jp

 またしても雲上ブランドからブレゲの登場です。先の2モデルとは少しデザインの志向が違いますよね。よりクラシカルというか、古典的な印象を受けるデザインです。

 曲線と直線のそれぞれがうまく配置されていて、絶妙なバランス感覚だと思います。

 またブレゲについても、ブランドのもつ背景に惹かれます。なんと言ってもあのブレゲさんですから、“時計の歴史を200年早めた”って、凄くないですか笑

 私もなにかの歴史を200年早められる男になってみたいものです。また、雲上5ブランドの中でも比較的陰に隠れがちなのも、天邪鬼心をくすぐります。

 

候補④:ブランパン ヴィルレ

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https://www.blancpain.com/ja

 この記事を書くにあたり、改めてリサーチしていたところ、見つけてしまいました。

 なんですか、このいかした時計は?!放射状に伸びたギョーシェ彫にレトログラードのスモセコ、でも決して奇をてらったデザインではない。一気に本命の階段を駆け上がってきました笑 機構として持っていないレトログラードが搭載されているのが良いです。

 カッコ良すぎる。。。ブランパンというブランドも天邪鬼ポイント高めです笑

 

候補⑤:ランゲアンドゾーネ サクソニアムーンフェイズ

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https://www.alange-soehne.com/ja/home

 またまたランゲアンドゾーネからですが、二番目に挙げたサクソニアにムーンフェイズが搭載されたモデルです。少しシンプルすぎるかなというサクソニアに、デイトとムーンフェイズが加わることで、よりバランスがよくなる印象です。

 デザイン的には完全にこっちが好みなのですが、いかんせん値段が、、、、

 

 ということで、現在気になっている5つのモデルをご紹介させていただきました。どのモデルも甲乙つけがたいです。また、実際に手に取ってみると全然違う印象を受けるんでしょうね。

 ただ私が暮らす新潟県では、上記5モデルを一つも見ることができません!泣 こんな世の中ですので、なかなか東京に見に行くということも難しいので、実際の購入はまだまだ先の話になりそうです。

 

 あっ大事なことを言い忘れてましたが、どの時計にしてもバッチバチに予算オーバーしてます。奥さんを説得できる可能性は現時点では0%ですね笑

 でも、そこをなんとかするのが腕の見せ所です。乞うご期待ください。

 

 ということで、この5つの中から絞っていきたいなぁ・・・と思っていた私の目の前にある強力な壁が現れたのです、、、

 それは、ラグスポというそうですが、その話はまた別の機会といたしましょう、、、、、

 

 それでは、豊かな腕時計ライフを!

 

エイチ

 

 

 

【腕時計のススメ】6本(ぐらい)厳選!女性が着けてるとグッとくる腕時計

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 皆さん、こんにちは!
 TPL管理人のエイチです。

 今日は男性というか私エイチから見て、女性が着けていたらグッときてしまう時計について考えてみたいと思います。
 
 単なるイチ一般男性の意見ですが、
  ・女性に時計をプレゼントしようと思っている方
  ・腕時計に興味がある女性
 に是非見ていただければと思います。

 一般的な意見というよりは、私の独断と偏見ですのでご理解ください。

 プレゼント需要や時計初心者という方も多くいらっしゃるかと思うので、今回は値段帯をある程度区切りながら、紹介してみたいと思います。
 
 以前にこちらの記事で、値段はなんとかなると書いていますが、これはあくまでも私の時計選びの基準であり、やっぱり時計を選ぶ際の最初のフィルターとして値段は重要ですよね。

timepiecelovers.hatenablog.com


 それでは、早速本題に入りましょう。

1.3万円以下

・nordgreen infinity ネイビー 21,000円(税抜)

 

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https://nordgreen.jp/

 最近よく目にするブランド“nordgreen(ノードグリーン)”です。
 デンマークのデザイナーよるブランドですね。系統としては、ダニエルウェリントンの流行から続く、シンプル・ミニマル・ベルト交換が楽しめる系時計ですね。
 同系統の日本のブランドだと、knot(ノット)がありますね。この3つのブランドは基本的なイメージは共通していますが、それぞれ微妙な違いがある印象ですかね。
 
 ダニエルウェリントン:ややガーリー、どちらかと言えばやや若い人向け
 ノット:腕時計としての主張強め、アクティブな服装に似合いそう
 ノードグリーン:スッキリ系ファッションの女性、DWよりは大人向け

 
 勝手なイメージですが、こんな感じですかね。この価格帯の腕時計については、時計としてのこだわりというよりは、ファッションアイテムとしての価値が重要だと思うので、自分や相手のファッションのイメージで選ぶと良いかもしれませんね。

 その上で、このインフィニティというモデルの良いところは、無駄のないシンプルなデザインですね。時計が過度に主張することなく、腕に収まってくれそうです。
 秒針のない、2針モデルだからこそのスッキリ感ですよね。ベルトがネイビーであることもポイントです。落ち着いた色味がより大人らしさを演出しますね。
 ベルトも簡単に付け替えられますし、時計とセットで買うと割引もあるみたいなので、ベルトを変えればオンオフ問わず使えますね。

無印良品 腕時計・公園の時計・小 バンド:ヌメ革 19,900円(税込)
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https://www.muji.com/jp/ja/store

 
 意外だなと思われた方もいるのではないでしょうか?完全に個人的な趣味なのですが、このデザイン大好きなんです。もしこの時計を着けている方がいたら是非お友達になりたいです。笑
 デザインについては、一切の無駄もなく飾り気もない、さすが無印といった感じのデザインですが、悲しいかな無印の店内ではレジの脇にひっそりと陳列されていて悲しいです。(私の行く店舗だけでしょうか?)無印に行くたびにレジ脇でこの時計を眺めています笑

 まさに隠れた名作と言った時計なので、是非チェックしてみてください。
 
 

2.10万円以下

 10万円までの予算となると時計の幅もグッと広がってきます。この価格帯だと機械式も視野に入ってくるのですが、安易に機械式を選択する事はおすすめしません。

 というのも、これは体験談ですが、あまり時計に興味がない方が、少し背伸びをして機械式を買ってしまうと、時刻合わせが面倒になり、結局着けなくなるということがよくあるからです。
 すでに毎日時計を着ける習慣がある人ならまだしも、そもそも時計を着けたり着けなかったりという生活をしている人に機械式を使いこなすのは少し酷かもしれません。大事なのは、楽しんで時計を着けることなので、相手に合わせてクオーツを選ぶのも重要です。

・ユンハンス Max Bill by Junghans Lady 89,000円(税抜)
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http://www.europassion.co.jp/junghans/index.html

 ということで、エイチが大好きなユンハンスです。やや価格は上がってしまいますが、ブランドとしての信頼やデザイン、ファッション性など、コストパフォーマンスは抜群です。
 少しいい時計が欲しいという人には男女問わず最もお勧めできるブランドです。やはり、この価格帯までくると、手にとった時の質の高さの違いがわかってくると思います。
 安い買い物ではないので、是非店頭で見比べてから購入することをおすすめします。
 
 マックスビルの魅力はなんといっても、丸みを帯びた優しいデザインです。紹介している時計とは少しモデルが違いますが、私が所有している時計で、そのデザインを少しお見せします。

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 このぷっくりした丸み伝わりますかね?ガラスがドーム型になっていますよね。この丸みがポイントです。さらには、この丸みに合わせて秒針も先が少し丸まっています。こういった細部へのこだわりがユンハンスらしさとも言えます。

 今回はマックスビルの中でもあえてメタルバンドのモデルを選びました。低価格帯の時計でもメタルバンドモデルはあるのですか、少しアクセサリーっぽくなってしまうというか、価格が出てしまうというかで、あまり好きではないのですが、ユンハンスであれば、そういった印象はなく、スッキリと着用できるのではないかと思っています。

3.30万円以下

 
 この値段まで来るとだいぶ可能性が広がってきます笑 プレゼントというよりかは、自分用として検討する値段ですかね?

・ノモス  テトラ 27 duo 297,000円(税込)
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https://nomos-glashuette.com/

 先ほど紹介したユンハンスと同じく、ドイツ生まれのブランド、ノモスです。
 ドイツ時計らしい端正なデザインでありながら、独特のポップさを持っているのがノモスの魅力です。
 そんなノモスからテトラを選びました。なんと言っても正方形のフォルムが特徴です。ともすると子供っぽくもみえてしまいそうな正方形のデザインですが、しっかりとエッジの効いたケースによってその印象を感じさせません。
 
 ちなみにこのモデルは、“手巻き”です。笑
 使う度にゼンマイを巻き上げなければなりません。いきなり上級者向けになった感じですが、手巻きは、使うのに手間がかかる分、愛着が湧いて私は好きです。
 慣れれば、面倒でもないですしね。

カルティエ マストタンク(アンティーク) 250,000円程度

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 いきなり毛色が変わってすみません。30万円以下になってくると、こう言ったアンティークウォッチも視野に入ってきます。

  ちなみにこの時計は私の奥さんのものなのですが、やはりタンクは女性の憧れのようです。正規店にも色々見に行きましたが、最終的にはこのアンティークに辿りつきました。値段も新品と比べるともちろんお手頃です。

 魅力は今更語ることもありませんが、やはり抜群に上品です。アンティークならではの少し焼けた文字盤も色気があります。
 この時計はあまり時計に興味がなかった奥さんが自ら欲しいと言い出して買った時計なので、やはり着用率が高いです。私がプレゼントしたユンハンスを差し置いて。笑

 ですので、女性に時計をプレゼントしようとしている男性の皆さんは、是非サプライズではなく、よく話し合った上で、購入されることを強くお勧めします!時計は選ぶ過程が一番楽しい買ったりもしますしね。

 ちなみにこう言ったアンティークウォッチはまずはお店で買うのが安心ですね。どういうお店がいいかはわかりませんが、なんとなく信頼できそうだなぁと直感的に思ったら大丈夫です、きっと!
 インターネット販売だと時計の状態もよくわからないので、よほどの上級者でなければ、アンティークウォッチの専門店なので、実物を見てから買うことをお勧めします。

4.番外編

・女性が着けているブライトリング

 
 いきなりすみません。笑
 特定のモデルがどうこうというものではないのですが、女性がブライトリングを着けてるとグッときませんか?笑
 なんでかはわからないのですが、ザ男性的なブライリングがレディースモデルになった途端セクシーになるのはなんでなんでしょう。時計屋さんの店員さんとかがたまに着けているとじっと見てしまいます。

 世の女性の皆さん是非参考にしてみてください。

 
 ということで、今回はいつもと少し視点を変えて、女性向けの腕時計について紹介してみました。今回の記事を参考に是非色々な時計に触れてもらえたらありがたいです。
 記事の中でも書いていますが、時計は探している時がピークと言っても過言ではありません。
 必ず自分に合う時計があると思いますので、根気強くリサーチしてください。

 それでは、豊かな腕時計ライフを!

エイチ

 

【時計解説②】超初心者向け!雰囲気で掴む腕時計の機構

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 皆さん、こんにちは。
 TPL管理人のエイチです。

 今日は、以前の投稿に続いて、雰囲気で腕時計解説の第二弾です。よろしければ、前回の記事もご覧ください。

timepiecelovers.hatenablog.com


 
 今回の記事では、様々ある腕時計の機構について、わかりやすく独自の解説をしてみたいと思います。相変わらず、正確より理解を重視して解説してみたいと思いますので、多少の強引さはご容赦ください笑

 また機構の解説において、その機能が腕時計の魅力にどう影響を与えるか、その魅力は購入を検討するときにどう考えればいいのかについても、過去に記事を書いていますので、まずはそちらもご覧ください。

timepiecelovers.hatenablog.com

 
 まず定型文的な内容になりますが、腕時計には代表的な機構が7大機構という形で整理されています。
 その7つが次の通りです。


 この定義にも若干バリエーションはあるみたいですが、上記の7つが一般的ですかね。
 そんな時計界の7大機構の中でも、下記の3つはさらに特別であると定義されます。
 
 ・永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)  
 ・トゥールビヨン
 ・ミニッツリピーター
  
 詳しくは後ほど解説しますが、何が特別かって『作るのが難しいから、値段が高い!』ってことですね笑

 では!それぞれの機構について、ざっくりと説明していきたいと思います。
 ちなみにこれらの機構は、基本的には機械式時計に搭載されているものになります。

1.永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)

 これは、名前を見たらなんとなくわかるかもしれませんが、永久に日付を変更しなくていいカレンダーです。
 文字盤上に日付が表示されるいわゆる“デイト”の機能を持った時計は多くあります。この通常のデイト機能では、短針が2周する(24時間経つ)ごとに日付が1日送られる仕組みで、1日から31日まで日付があり、31日の次は1日に戻るというものです。
 ですので、30日までの月や2月のように28日までの月を跨ぐ際には、手動で1日もしくは3日送ってあげる必要があります。

 この作業が永久にいらないのが、パーペチュアルカレンダーと呼ばれるものです。つまり、時計の歯車の動きの中に月を考慮する機能が組み込まれており、30日から1日に日付が飛んだり、28日から1日に日付が飛んだりするのです。
 さらにさらに!永久というぐらいですから、4年に一回訪れる閏年も考慮されます。もう意味わかりませんよね笑
 
 当然この機能が搭載された時計はお値段が凄いので持ってはいませんが、この時計ってしばらく動かさずに置いていて、月がよくわかんかったらどう調整するんでしょうかね?永久に調整がいらないという事は、狂ったまま直せなければ、永久にずれたままってことですよね?持っている方がいたら教えてください。
 

2.トゥールビヨン

 名前だけではわかりませんよね。最初は発音もできませんでした。笑
 
 これは、時計の精度を高めるための機構です。細かく書くと難しいので、すごく単純に書きますが、時計の中にあるパーツって基本的には固定されていますよね。
 つまり、腕に巻いて同じ姿勢が長い状態やケースにしまったままにしていると、ある一定方向にだけ重力がかかってしまいます。非常に繊細な腕時計ですから、このわずかな重力でも時計の精度に影響してしまう!と考えたのが、かの有名なブレゲさんでした。
 そんな天才ブレゲさんはどう考えたかというと、すごく簡単です。

「同じ方向から重力が当たり続けないようにパーツを回転させよう!💡」

 そして、トゥールビヨンが出来上がったとさ。という天才ストーリーです。
 言うは易し行うは難しを実現してしまうのがブレゲさんの凄さです。
 技術が進歩した現代においては、このトゥールビヨン自体が飛躍的に時計の精度を高める事はないので、機能性というよりは一種のロマンに近い機構かもしれませんね。
 言葉だけではわかりづらいので、iPadを使いこなしている管理人エイチの渾身のイラストも貼っておきますね。

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トゥールビヨンのイメージ
3.ミニッツ・リピーター

 
 この機能が必要になるのは例えばこんな時。

 「ハッ!ここはどこだ?誰かにさらわれたのか。。。部屋は光が全くなく、今が何時なのかもわからない、、、くそっ!どうしたらいいんだっっ。」

 と言う場面で、あなたの時計に付いているボタンを押すと、なんと時計から音が聴こえて時間を教えてくれるというわけです。音色によって時間を示すのか、分を示すかが違うので、聞き逃しは厳禁です。
 
 という機能ですので、これについては、極めて機能性を発揮する場面が少ないので、100%ロマンを求めた機能ではないでしょうか。

 ここまで紹介した3つが特に複雑とされている機能で、お値段もびっくりです。

4.スプリットセコンド・クロノグラフ

 
 以後の4つは比較的馴染みのある機能になってくるかと思います。
 このクロノグラフという機構は恐らく聞いたことがあるかと思います。簡単に表現すれば、ストップウォッチ機能が付いた時計です。
 個人的には、機能としては不要ですね笑 ブライトリングのクロノマットを所有してますが、一度も使った事はないです。そんな事はないんでしょうが、なんか壊れるんじゃないかという恐怖感もあって。。。
 でも、クロノグラフの何がいいって、かっこいいんですよね!男の子が大好きなコックピット感というか、メカメカしい感じとかすごく文字盤に存在感が出るんですよね。
 デザイン的にはこんな感じになります。

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クロノグラフのイメージ

 はい、次にいきましょう。笑

5.パワーリザーブ・インジゲーター

 これもメジャーな機構ですね。機能もわかりやすく、時計があとどのくらいの時間動くかを表示する機能です。車のガソリンメーターと同じですね。
 時計は巻き上げたゼンマイが解ける力で動いているので、その巻き上げの残量を表すものになります。これはデザイン的に貢献している部分もなくはないのですが、どちらかと言えば機能性を発揮するものになるかと思います。(裏側に表示がついているものなどもあります。)

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パワーリザーブのイメージ
6.レトログラード

 これはあまり一般的な機能ではないですね。これは針の動きが特徴的になる機能で、通常時計は針が360度回るのが一般的で動きは常に一方向ですよね?
 レトログラードは、そうではなくて、ある場所まで針が到達したら、瞬間的にスタート位置まで針がバックします。イメージで言うと、、、メトロノームでしょうか。一方方向にはゆっくり動いて、逆に戻るときには一瞬で戻るメトロノームをイメージしてください。

 レトログラードについては、これ自体が時計の機能を高めるようなものではないので、デザインや針の動きを見て楽しむ時計になるかと思います。

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レトログラードのイメージ

7.ムーンフェイズ

 
 この機能も必要となる場面からお話ししましょう。。。
 あなたは気になるのあの子とデート中、最後に月が綺麗に見える公園に立ち寄りました。ここでロマンチックな雰囲気に包まれながら告白するつもりです。
 そんな時、これまで晴れていたのに急に曇り空になり、月が隠れてしまいました。

 そこでムーンフェイズの出番です。こう言ってください。

 あなた:雲で月が隠れてしまったね。でもあの雲の向こうではこんなに素敵な雲が隠れてるんだよ。【ここで時計を見せる】目に見えるだけが全てではないんだ。僕には君の心も見えているよ。【最上級の笑顔】
 彼女:えっ気持ち悪い。

 現実はそう上手くはいきませんよね。そんな時でもムーンフェイズの月と星たちはあなたを優しく見守ってくれるはずです。
 と言う事で、もうお分かりかと思いますが、ムーンフェイズ月の満ち欠けを腕時計上に表示するというロマンの塊の機能です。これが機能性を発揮する事は果たしてあるのでしょうか。笑 でも、デザイン的にはすごく素敵になります。ランゲアンドゾーネのサクソニアムーンフェイズなんかは、シンプルな文字盤にムーンフェイズがいいアクセントになって、すごく好きなデザインです。

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ムーンフェイズのイメージ


 はい、という事で7大機構と言われる時計を一部イラスト付きで解説させていただきました。

 気になった方は、是非本物の時計の画像を見てください。適当に書いてるようですが、意外と外れてないと思いますよ笑

 こんな記事ですが、少しでも腕時計への関心を深めてもらえたら嬉しいです。
 
 それでは、豊かな腕時計ライフを!

エイチ